2022/02/12 22:45
毎年、年に2回 2月と9月に開催されている「東京ギフトショー」に行ってきました。
行く予定をしていた最終日は数日前から都心でも10㎝は積もると言われ、大雪警報もでていましたが…
当日の朝起きてみると、みぞれ混じりの雨。なんだか拍子抜けしましたが安心して向かうことができました。
毎回すごく収穫がある訳ではないですが、片道2時間程かけて、ついつい足を運んでしまいます。
特にコロナが流行りだしてから、回を重ねるごとに出展企業やメーカーさんは目に見えて減ってきていて、
いつもは東・西・南と3ブースに分けて開催されていますが、今回は東の1ブースのみでした。
逆にぎゅっと凝縮されて、いつも見られないメーカーさんを廻れて良かったのかも。
今回も少ないながらも2〜3社さんからカタログをいただき、お話しさせていただきました。
そのうち文具系は1社のみ。ネットで検索しても情報量の少ないメーカーさんでした。
お話をしてもあまり情報量は増えませんでしたが…(^_^;)
以前から仕入れたいけど問屋さんでも見付からないし、メーカーも特定できないし…と思っていた商品がそこで作っているとわかり
1つ収穫がありました。
そして「東京手仕事」というコーナーも見応えがあって良かった。
東京で昔から受け継がれている伝統工芸品に、新しい息吹を吹き込んだような斬新で新鮮な商品たちが並んでいました。
最初にパッと目に入ったのが浮世絵の団扇。よくテレビや雑誌で見かける、歌舞伎役者や葛飾北斎の風景画などの浮世絵。
これを団扇の形にトリミングし、その隙間に透明の板のようなものが貼られています。
後ほどカタログを読むと「江戸と現代の風景が交差する世界を楽しめる」のだとか。
なるほど!江戸時代の浮世絵と、透明の枠から眺める現代と…団扇を扇ぎながら、交差する時間を楽しむ。
感性が刺激されてワクワクします。
他にも三味線を作っているメーカーさんが、その特性を生かし漆塗り?のような木箱で木琴なるものや剣玉を作っていたり。
デジタル漬けな毎日を過ごす中で「ハッ」と目が覚める、というか現実に引き戻されるような感覚を感じることができました。
それから説明してくださる方と話すのも、とても勉強になります。
こちらが興味を持って見ていないと、なかなか声を掛けてくる方は少ないのですが(最終日ですし、声掛けの見極めも難しいですよね)
それでも頑張って声を掛けてくださる方は凄いなと感じます。声の掛け方や説明の仕方。
営業力というか、知ってほしいという意欲とかパワーを感じます。
たとえ、あまり興味がない商品でも少し心が動きます。そして、その行動に「私も参考にしよう!」と意欲も湧いてきます。
こういう一つ一つでみれば、すぐには役に立たないような出来事でも、
いつか点と点が線で繋がるように経験しておいて良かったなと思える日があります。
だから、そんなこんなで毎回足を運んでしまうんだろうなぁ・・・